検証しよう!自社の管理職
さて、一方で問題があります。
それは、現在の自社の管理職(男女問わず)が、このやりがいを発揮している状態にあるか です。
自分のやりがいの源泉が、管理職になって満たされるのか。そこをシビアにみる社員は多くなっています。
キャリアの昭和モデルでは、「昇進昇格が正義」「キャリアは会社が決めるもの」でした。
ところが令和モデルは、「会社と社員の関係性」と言われています。
会社が提示するキャリアプランも多様になり、社員は成長の方向性を自身で描き、進むべき道を自身で判断する時代になってきているのです。
自社の管理職は魅力的なキャリアの提示になっているでしょうか。
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うちの上司は上位者への対応に追われて内向きの仕事ばかり…
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仕事を抱えてメンバーに任せないためメンバーもチームも全然成長しない…
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会議が多過ぎてスケジュールがびっしり… 夜に作業をせざるを得ない…
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とにかくいつも忙しくて話しかけにくい・・・
このような状態ではそもそも、時間的制約を抱えるケースが多い女性は敬遠せざるを得ないでしょう。
女性活躍推進を進める前に、働き方改革を!と言われる理由の一つはここにあります。
女性活躍推進の一つの重要指標として管理職比率が掲げられますが、管理職比率を相当な数値に上げていくためには、女性が頑張るだけでは済まないのです。
もちろん女性自身も自覚をもってスキルを高めながら、自社の構造改革を実践していく必要があります。
*働き方改革を真に行うためには顧客との関係や社内の制度など改革すべき対象が多いため「構造改革」としています
女性が管理職になりたくなるような管理職や職場をつくっていくことが遠回りでも確実な結果を得るために不可欠です。
自社を今一度検証してみてはいかがでしょうか。