2019.4.11
DAY2は、レゴがいっぱいの部屋で少しのレクチャーから。3月5日朝10時。
レクチャー
「リーダーシップとは」「ダイバーシティ&インクルージョンとは」の考え方をこちらからお伝えしつつ、受講されているリーダーたちの方が、私なんかよりよっぽどダイバーシティ&インクルージョンしてるだろうと思う。
「私のビジョン」を統合し「事業所のビジョン」へ
事業所のビジョンをレゴブロックを使って、つくるワーク。
ただし、ゼロベースではなく、前日つくった「私のビジョン」レゴを事業所メンバーで合体させるところから。
事業所の視点でビジョンを語り、主語をweにして自分や仲間のビジョンを捉え直す。単なる「私のビジョン」の足し算にはならないところに、面白さがある。
そして、それぞれの作品を作りながら、特徴や強み、他の事業所に貢献できることを討議してもらう。
各事業所のビジョンを作品と共に発表する。それぞれにつくりたい未来がみえてくると同時に、共通する利用者さんへの愛情や、各事業所の存在意義が感じられる。屋久島を超えて、世界に視点が動いていった。
事業所間が連携したらもっと強くなる
でも・・・
せっかく愛心会なのに、事業所最適で動いてきたことは事実。それぞれにたくさんの強みがあるけど、それを互いに知らなかったことも事実。
事業所のビジョンは本当に自分たちだけで実現できるのだろうか?
自分たちだけ実現すればいいのだろうか?
助け合えることはないのだろうか?
そんなことを全員で話す時間をつくった。戸惑い、遠慮。一人のリーダーが熱い思いで話す。徐々にその方だけが話している状態になる。やっぱり、戸惑い、遠慮の場。
「これでいいんですか?」と問いかける。少しずつ意見が出てくる。
「障碍者のみんながやっているアートを、高齢者施設でもできないか」
「デイサービスでやっている自分の出身集落に行くツアー、高齢者施設の利用者もできないか」
「こんな近くなんだから、ちょっと互いに行き来し合おう」
「高齢者施設の庭に植物を植えるんだけど、障碍者施設の方々も手伝えないか(就労支援なのでバイト料が発生すればよいとのこと)」
「こういう風にリーダーたちが話す場が定期的にあるといい」
1時間かけて、なんで今まで話してなかったんだろう、のエネルギーあふれる場に変わる。大したことじゃない、でも、こうなるためには、きっかけが必要なのだ。
チェックアウト ここからがスタート
2日間の学びとこれからに向けてを、一人一言ずつ話してもらう。
みなさんの中に何か一つでも残っていたらいいな。
終わった後に
帰り支度をして、事務局長と終了後の打ち合わせをして(とてもよかった、本当にやってよかった、自分も知らなかったことがいっぱいあった、と繰り返しおっしゃっていただく)、忘れものチェックで部屋に戻ったら。
事業所をまたいだリーダーたちが打ち合わせ中。
「早速何ができるか話し合ってるんですよ」と。「ここから具体的な話したいから、もう1泊してくださいよー」と仰っていただく。
こういうのが本当にうれしい…。もうこうなると、私は用なしなのです。
今回の研修は、音楽家で研修講師でコーチで、20年間屋久島に通い「屋久島リトリート」という素敵なものを開催している、山原すすむさん(すーさん)にお声かけいただいて実現しました。
すーさんの人柄に、屋久島のたくさんの方が魅了されているのが分かりました。私もちょこっとそこに混ぜてもらって楽しかった!