コラム

キャリアはアップじゃなくてフォワード

2019.4.25

キャリアという言葉は、永いこと、アップという言葉と共にありました。

「キャリアアップしたい」には

もっと高いお給料で(金銭的報酬の向上)、
もっと有名な企業で(外形的地位の向上)、
もっとえらくなりたい(役割的地位の向上)
というギラギラした意味が込められておりました。

あえて過去形で語っているのは、最近は、特に管理職にはなりたくない、ライフもバランスを取りたい、という声も聞こえてくるからです。

そう言いながら、その声は「今のままでいい」というニュアンスは伴ってはいないのです。

難しいですね。

これまで、上を目指すことを頑張ってきたマネジャーたちは、どう育てていか、戸惑うことでしょう。ここに更に、一人ひとりのキャリアも共に考えて、と人事から指示がきている訳です。

多様性、なんて一言で片付けるには、荷が重すぎます。
マネジャーに必要なことの一つは、アップへのこだわりや思い込みを手放すことです。
一人ひとりのありたい姿に寄り添うことが求められています。

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