Case. 07

多様な部下の育成研修

Point

  • 多様な個を尊重し力を引き出すために必要なこと」と、「多様な個を束ねチームの力を高めるために必要なこと」の両アプローチを提供
  • 現場で実際に起こりがちな状況を扱ったケーススタディで、実践的に対応のコツを学ぶ
  • 数値的な目標の先にある「チームの目的」を、マネジャーが自らの意志で描くことに挑戦

Theme

働き方の異なる部下一人ひとりの力を引き出し、チームの総合力を高めるために

ダイバーシティ&インクルージョンの推進に取り組む高島屋は、多様な人材が真に活躍し続ける企業であるための環境/制度の整備とその運用強化を継続的に推し進めてきました。(bouquetとしては、育児勤務中の従業員の方のキャリア意欲に火をつけ、職場での貢献度を高めるためのワークショップをお手伝いしています
多様な人材が働き続けるための下支えとなる仕組みや施策の成果が得られてきたタイミングで、「次は、個々の力を引き上げていくための取り組みを」とご提案いただいたのがこの研修です。
多様な働き方を選択する背景には、育児や介護などの事情があります。個別の事情を理解し尽くすのが難しい中で、良かれと思っての先回りや、わからないが故の遠慮で、メンバーの力が十分に引き出されない、メンバーの力が十分に発揮されない状況は少なからず発生していました。
働き方に制約があってもキャリアを諦めることなく活躍し続ける人材が育っていく組織へ ー 現場で多様なメンバーを束ね育てる役割を担うマネジャーたちに、そのための具体的な技を渡すためのプログラムを、高島屋オリジナルで開発・実施いただきました。

株式会社 高島屋 株式会社髙島屋
人事部 大原 摩耶様

Output

株式会社 高島屋

「多様な働き方を選択するメンバーとは特にコミュニケーションや相互理解を大切に」は、わかっていても、その内容/やり方にはばらつきがありました。それぞれの経験に基づいて頑張っている という状況でした。
プログラムを通じて提供した高島屋リアルに沿った具体的な考え方や関わり方の枠組みは、自身を振り返り、マネジメントの課題発見、次にやるべきことを見出す機会となりました。

株式会社 高島屋
  • メンバーの気持ちを勝手に汲み取ってわかっている気になっていました。相手は自分とは違うことを前提に、関わっていきます。
  • メンバーから相談されることが多くありますが、そこですぐこちらが答えを出すのではなく、相手に話し、考えてもらうということの重要性に気づきました。
  • 「遠慮と配慮は違う」が印象に残っています。研修を通じて受け取ったキーワードから、これまで意識せず取ってきた対応を振り返り、整理して認識できました。これからは意識的に行動し、理想の状態に近づいていきたいと思います。
  • ただコミュニケーションを取るのではなく、相手をよく見て引き出し、自分(マネジャー)の期待をしっかりと伝えていきます。
  • 多様な働き方のメンバーをマネジメントしていく上で、それぞれの事情に配慮するだけでなく、周りへの理解を促すなど、自身の役割が整理/理解できました。
  • 様々な働き方のメンバーに合わせたサポート・配慮の具体例、声掛けなど具体的なケースを例題にディスカッションを通して自分に気づきを与えてくれました。なんとなくで考えていた対応がはっきりわかるようになりました。
  • 多様な働き方をする部下に対し先入観を持たず、部下に考えさせる質問をしながら本人の意志やキャリアプランを引き出さなければならないということを学びました。
  • 3つのケースワークを使って、実際に自分の周りでも起こりうる内容を検証したので、分かりやすかったし、頭では分かっているけど意外と陥りやすいポイントなどを気づかせてくれる内容だった。

参加者アンケートより

Idea

株式会社 高島屋

対象のマネジャーの皆さんが非常に多忙な状況下にあることを踏まえて、メンバーとの日々のやりとり/関わりに持ち込こみやすい内容で設計しました。「現場に戻って明日から使える」をテーマに、実際に現場マネジャーが直面しているお悩みや「高島屋あるある」に対応した即効性あるヒントやコツを、具体的で再現性ある技として提供しました。
とはいえ、マネジャー個人の力で多様な個に対応し続けていくのには限界があります。多様な個が育ち、チーム総合力の向上へと繋がっていく組織的な土壌作りを進めていくための考え方や必要な取り組みについても、併せて提供しています。

株式会社 高島屋

国内外に展開する老舗百貨店。
「まちづくり戦略」を掲げ、百貨店、商業開発、金融業をはじめとするグループシナジーにより、その地域環境に合わせた最適な商業施設の開発と運営を行う。
https://www.takashimaya.co.jp/corp/

Contact

株式会社bouquetのサービスや、お仕事に関するお問い合わせはこちらから。

お問い合わせフォームへ