コラム

働く母を支えるアウトソーシング事情

2016.7.20

働く母を支えるアウトソーシング事情

先日、CMを見ながら「余裕のあるひと、キレイだな〜🎶」と口ずさんでいた我が子が、洗濯物を畳む私を振り返り、「うちのママはどうかなー。んー、パパよりマシかな。あはは。」という無邪気な一言。ずーん と、心に刺さった状態で暫く生活しています。よ、余裕、、、。

という話をしていたら、「自分で全部やろうとしないで外注したらいいんだよ(旦那さまが戦力外前提)。
子供と余裕を持って接するための投資。」というアドバイスを受けました。

世の中のシェアリングエコノミー化の流れに乗り、ワーキングマザーを支える家事育児まわりのアウトソースサービスがここ数年でかなり広がっています。※シェアリングエコノミー:個人が持つ遊休資産やスキルの貸し借りを仲介するインターネットサービス。

育児系サービスでは、キッズラインやスマートシッターに代表される新規の民間シッターサービスの登場。圧倒的な低価格(入会金不要、時間単価は1,500円〜という、かつて考えられなかったような価格設定)と、申込・依頼の簡易化(Web上でのやり取りで完結)は、利用のハードルを大きく下げました。

家事系サービスはエニタイムズやタスカジなどの登場により、民間シッターサービス同様に新規提供者が次々に登場&低価格化&Web活用で依頼の簡易化が進んでいます。仕事がどうしても忙しくて回らないタイミングで一定時間の確保のために、また、苦手な家事だけ切り出すようなポイント外注も可能ということです。夕ご飯の作り置きをお願いできるとか。素晴らしい。

利用状況はどうかというと、実は供給側の充実ほどにはまだまだ伸びていない現実があります。
背景は「心理的な壁」。
我が子を人様に預ける、自宅に他人を入れる行為への躊躇いはとてもよくわかります。でも、1人で抱え込んで子供にも仕事にも良くない影響が出るくらいなら、もっと前向きに使えるようになれば良いと思いもします。
加えて、周囲の反応も共感的ではないケースが多いでしょう。子供がかわいそう、そんな怖いことを、、、と。

働く母を支援する環境は着実に整備されて行っています。個別の事情に合わせて、柔軟に選べるようにもなっています。金銭的にも物理的にも、利用のハードルは下がっています。もはや、一部のバリキャリハイパーワーキングマザー(誰だそれ!)のための仕組みではありません。

企業としても、長く沢山休む選択肢を増やす方向ばかりでなく、「やりたい仕事に気持ち良く向き合うために必要な支援は?」から出発してみてはどうでしょう?
ワーキングマザー戦力化に向けて、新たな一歩が踏み出せるかもしれません。

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