コラム

働く母、パラレルワークに挑戦する(前編)

2016.2.3

今回ご登場頂くのは、ジャズシンガーの大地智子さん。
ジャズにはあまり詳しくなくとも、「Jazzy Cafe ~sweet time(スムースジャズ系コンピレーションアルバム)」に綾戸智恵さんと共に参加している と聞けば・・・!!!ではないでしょうか。
20代で脱サラ。そこから始まるジャズシンガーへの挑戦と、英会話講師としてのキャリア、そして、子育て。
自分の気持ちに素直に向き合い、チャンスの波を確実にとらえ、しなやかに生きる智子さんのワーキングママライフ。
お楽しみください。

働く母、パラレルワークに挑戦する(前編)

Q.もともとは、企業にお勤めしていたんですよね?

はい、グラフィックデザインに興味があり、新卒で博報堂系のWEBの会社に就職し、WEB広告の制作ディレクションの仕事をしていました。
仕事はとても充実していましたが、徐々に、クライアントのための作品づくりではなく、自分の好きなものを創りたいという気持ちが強くなっていきました。もともと、いずれは自分で何かやりたいと思っていたこともあって、リクルートへの転職を決意します。就職して2年ちょっとの頃でしょうか。

リクルートでは、学び関連の事業部でWEBの仕事をしました。ここで、プロデュースの仕事を通じて、より広い経験を積みました。お金まわりのことも色々学びました。そして2年ちょっとで、“寿退社”しました。

Q.リクルートで寿退社とは、あまり聞かないような 笑。

周囲は「え???」という反応でした。結婚だけで、なぜやめる必要があるのか、子供が出来たわけでもないのに と。仕事は激務でしたが、もちろん、結婚したからといって続けられないことはなかったです。

当時の私が何を考えていたかというと、子供が生まれた後で、仕事と育児とバランス良く生活できる環境を探したり創ったりするのでは遅いな ということでした。子供が出来たタイミングでは、バランスの取りやすい環境にありたいし、仕事は軌道に乗せて、ある程度自分でコントロールできる状態にしていたい。そう思ったら、仕事内容をゼロから見直すことにも、まだ全く抵抗はありませんでした。

Q.先を見据えて潔くキャリアをリセットして、でもその結果、音楽と英語と出会うわけですね?

音楽については、実家がピアノ教室だったこと、そして母がクラシックのソプラノ歌手なので、幼い時から自然と触れていたのだと思います。でも、ちゃんと体系立てて学んだことはなくて。音大出身でもないです。

きっかけは、仕事で携わっていたWEBサイト「ケイコとマナブ」の動作確認で。自然と「音楽」というキーワードで検索していた自分がいて、そうしたら、有名な老舗のジャズクラブでスクールをやっているという情報が目に入って、「なんか面白そう」と。すぐに見学に行きました。それが、始まりです。

英語については、大学時代に留学していたこともあって、常に触れていたいものとして私の中に存在していました。これまた、ケイコとマナブに携わった経験から、首都圏の英語のスクールについてはとても良く知っておりまして 笑。知るうちに、私も授業をやってみたいな、自分でカスタマイズしたレッスンを提供できたら楽しそうだな と想像しはじめ、、、 あ、出来るかも、いや、出来る と。

まずは、教え方の基本を学ぼうと、大手英会話学校の門をたたき、非常勤講師としてキャリアをスタートします。そこで学んだ内容をもとにしつつ、自分自身のサイトも立ち上げ、プライベートレッスンを提供し始めました。

智子さんのジャズシンガーとして、英会話講師としてのパラレルワークライフに、子育てが加わって・・・は、次回!

大地智子さんのホームページはこちら
(ジャズシンガーとして)
(英会話講師として)

中編につづく…

 

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