コラム

働く母、フラガールに挑戦する(後編)

2016.4.20

Q. 森下さんの子育てライフについてもお伺いしたいのですが、サロンのお客様は全て個人担当制とおっしゃってましたが、お二人のお子さんの産休・育休中はどうされていたんですか?

私には小学校2年生の長男と9ヶ月の長女がいます。長男の出産前後は、お仕事を半年お休みしました。このとき、仕方がないのですが残念ながらお客さんが離れてしまう経験をしました。なので、実は長女を出産したときは、産後2ヶ月ちょっとで復職しました。

ただ、働き方については調整しています。時短勤務の仕組みを使いつつ、出張や在宅をうまく使ってやりくりしています。
あとは、主人の理解とサポートに助けられていますね。たとえば、時短勤務の時間内ではどうしても合わないお客さんがいます。会社帰りに立寄りたいという方とか。なので、木曜日だけは夜も仕事をしています。毎週木曜日は、子供たちとパパの日です。何を食べて、何をしても、自由です。口出し無しで、おまかせです!

Q. そんな多忙な毎日の中で、なぜフラダンスを始めようと?

始めたのは、長男が2歳の時です。5年ちょっと前ですね。
祖母がフラダンスをしていたこともあって、ずっと興味がありました。いつかやりたいと思っていました。もともと、アパレルに進んだのも祖母の影響が大きかったんですよ。とてもオシャレな人で、大好きな人でした。でも仕事と子育てでいっぱいいっぱいの毎日だし、フラを始めるタイミングを引き延ばしていました。
そんな時、祖母が亡くなって。遺品整理で出てきた沢山のフラの衣装たちを前に、やりたい気持ちがムクムクとふくれあがってきて。始めるなら今だ!と、その勢いで近くのフラダンスの教室に問い合わせました。

働く母、フラガールに挑戦する(後編)

Q. 仕事に子育てに大忙しの中で、趣味のフラダンスを楽しむ時間をどのように確保しているんですか?

子連れOKのクラスがあるんです。なので、金曜日の仕事の後、子供たちを連れて踊りに行っています。私が踊っている間、子供たちは同じ部屋で遊んでいますよ。長女がいつか一緒に踊りたいといったら、一緒に習っても良いかなと思っています。ちなみにフラって、優雅なように見えて結構ハードな運動なんですよ。良い汗かけます。
あとは、発表会に向けての準備なんかはサークル活動というか、いや部活のような懐かしい感覚で、楽しいですよ。
フラダンスって、ひとりひとりの踊りの美しさもですが、やはり全員の踊りが揃っていないと美しくないでしょう?なので、チームワークがかなり大切なんですよ。

Q. 森下さんにとって、フラはどんな存在ですか?

とにかく、緩くでもいいからずっと続けたいと思っています。それこそ、祖母のように。なんといっても、気分転換に最高ですから。
そして仕事の仲間とも違う、ママ友とも違う、新しいお友達との出会いがある場所です。実はそこから新しい繋がりやアイデアが生まれて、仕事の広がりもあるんです。先日は、同じクラスのエステティシャンのお友達と合同でセミナーを開催しました。
助産師のお友達もいるので、産前産後のケアにキネスティックセラピーをうまく取り入れて行けるといいきたいよねと画策もしています。これからますます楽しみです。

Q. 最後に、今後のビジョンについて教えていただけますか?

自分が子育て世代なので、子育て世代を応援していきたいという想いは強いんです。
治療や施術を受けられないまま痛みや悩みを抱えた妊婦さんを助けたいし、出産後、身体の痛みを我慢して赤ちゃんのお世話をしているママたちを助けたいですね。産後のママたちは、自分の身体がしんどいのに子供を抱えて治療に行くのはさらにしんどいし、だからといって子供の預け先を探すのも難儀だし、それならばと思い切って子供を連れて行っても子供の世話やら周囲への気遣いで逆に疲れちゃう。

自宅に施術台を置いているといいましたが、妊婦さんや子連れで来たいというママさんを積極的にお迎えしています。我が家の子供たちのおもちゃも沢山あるので、自由に遊んでて良いよ って。これからも女性たちのライフのアドバイザーとして寄り添っていける存在であり続けたいですね。

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