Case. 9

経営陣向け/推進者向け女性活躍推進勉強会

Point

  • 自社が女性活躍をもう一段推進するにあたり、経営企画部サステナビリティ推進部を中心に勉強会を企画。
  • まずは推進者である経営企画部・人事部向けに、後日、経営層向けに実施。

Theme

自社の女性活躍をさらに推進するために必要なことは何か

3年前、大丸松坂屋百貨店の持ち株会社であるJ.フロントリテイリングで、部長層向けの研修で女性活躍推進についてのパートを担わせていただき、ご担当の杉山さんとお会いしました。その時がきっかけとなり、「改めて女性の活躍について学びを深め、より推進していきたい」とお声掛けいただきました。
杉山さん、経営企画部サステナビリティ戦略担当部長である米山さんと企画を進め、推進者向けに勉強会を実施。実施後、「この内容を経営陣にも共有したい」というお二方の熱い思いで経営陣向けの勉強会も実施されました。
内容は、女性活躍とは、日本の現状と難しさ、今後掲げるべきテーマ、女性活躍の段階…と概要をお伝えし、次に大丸松坂屋百貨店様の現状を、数値を使って分析する時間を持ちました。最後に施策事例をお伝えし、質疑応答を行いました。

<ご担当の杉山さんより>
大丸松坂屋百貨店は、マテリアリティ(重要課題)として「ダイバーシティ&インクルージョンの推進」を掲げています。当社は、女性社員が約半数を占めており、企業成長を目指すうえでも女性の活躍を推進することは重要であると認識し、取り組みを進めています。その中で、経営層に対して、当社の現状と今後の取り組みを検討するため、経営層が参加するサステナビリティ推進委員会にて、小野寺様にご講演いただきました。

J.フロント リテイリング株式会社 (左) 株式会社 大丸松坂屋百貨店
経営戦略本部 経営企画部
サステナビリティ戦略担当

杉山 祥子様

(右) 株式会社 大丸松坂屋百貨店
経営戦略本部 経営企画部
サステナビリティ戦略担当部長

米山 由紀様

Output

J.フロント リテイリング株式会社

経営陣・推進者共に、世の中の流れを踏まえた上で、数値を用いて自社の現状を理解していただきました。講義の中でいくつかのテーマをお渡しし、ディスカッションをしていただいたことで、認識の違いを踏まえて今後の方向性を考える良い機会となられたのではないでしょうか。
自社はどんな状態で、今後どんな状態を目指すのか、をすり合わせた上で、施策を考えることの重要性をご理解いただけたと思います。

J.フロント リテイリング株式会社
  • これからの女性活躍推進は、働きやすさから働きがいにステージが変わっており、それは企業成長につながるということが理解できました。
  • 当社の制度やデータから、当社の女性活躍推進の「現在地」を知ることができました。
  • 経営層の会では女性社員にも参加してもらい、講義だけでなく意見交換も行いました。女性社員のリアルな声とともに、今後の取り組みを考えるいい機会になりました。
  • 当社が考える管理職像は、ステレオタイプではなく、昭和型の男性のように強いリーダーシップを持って昇進していくスーパーウーマンでもありません。しかしながら育児勤務の方など働き方に制約のある社員はまだまだ活躍できているケースは少ないです。今後は、多様性を持った管理職像を示すことが必要だと思いました。

参加者アンケートより

Idea

J.フロント リテイリング株式会社

推進者向けも経営陣向けも、データを活用したレクチャーで女性活躍の概要を理解していただいた上で、自社の数値と向き合っていただきました。数値は現状を浮き彫りにします。
また、対話の時間を多く設け、互いの理解認識を共有することを促進しました。互いが何を感じているのか、本音を知り合い認識をすり合わせるプロセスが女性活躍を推進する上で欠かせません。
女性活躍推進にはスマッシュヒットな施策があるわけではなく、社内全員の意識改革です。経営陣・推進者に議論の土台が築かれたことで、更に推進されていくことを願っています。

J.フロント リテイリング株式会社

大丸と松坂屋ホールディングスの共同持株会社。
https://www.j-front-retailing.com/

Contact

株式会社bouquetのサービスや、お仕事に関するお問い合わせはこちらから。

お問い合わせフォームへ