コラム

働く母、事業責任者に挑戦する(後編)

2016.12.26

Q.今のポジション(=事業責任者)のオファーを受けた時の心境や、やると決めた時のこと、聞かせて下さい。

人事マネジャーとして復職してから1年間で、自分自身の改革を進めていきました。結果、様々な成長を得ましたが、一方で自分ひとりでは出来ないことがたくさんあるという事実に向き合う時間でもありました。
だから、ポジションのオファーを受けた時、
「自分に出来ること、強みを活かせることはどんなことだろう?何だろう?」
「私が出来ないこと、得意じゃないことは、誰に頼ろうかな?誰に協力してもらおうかな?」と、自然に考えるようになっていました。全部自分でできませんから。皆に協力してもらって、皆の力でやろうと。

Q.仕事と子育ての両立、そのリアルな部分を聞かせていただきたいのですが。

子育ての主たる担い手は私です。例えば、学童へのお迎えは私。19時には学童が閉まってしまうので、18時半に会社を出て迎えに行きます。ぎりぎりまでいると、部下に「そろそろ出ないと間に合わないですよ」と言われます笑。送り迎えはアウトソースするのではなく、自分でやると決めました。そうしないと、娘との時間が確保できないですからね。毎日、19時から21時に彼女が寝るまでの2時間を一緒に過ごしています。
帰宅してからはほとんど仕事をしません。メールチェックと日報確認ぐらいかな。「はい、OKです。進めてください。」といった意思決定や判断系の連絡を。あとは土日に娘の習い事に付き合うときは必ずPCを持参し、待ち時間で長期的なプランを妄想したりしています。
もちろん“常に”とはいかず、期末や期初などの集中して考える時間が必要なタイミングや、緊急性も重要性も高い事案を抱えているときは、朝4時に起きて仕事することもあります。そういう踏ん張りが必要な時のためにも、普段はしっかり睡眠をとったり、食事の摂り方を工夫したりと、普段からエネルギーを蓄えています。元気があれば何でもできる(笑)。

働く母、事業責任者に挑戦する(後編)

Q.子育てのポリシーは?

娘に一番いい教育って何だろう?と、考えます。思うのは、お母さんが良くも悪くも、最も強く子供の価値観に影響を与えるということです。娘にとってのメディアは私なんです。その私が、働くことの楽しさを伝えなくてどうするの?と思っています。だから「働く私がなんだかんだいって楽しそうであることを見せること」ですかね、ポリシーとしては。

Q.最後に、今後のビジョンを聞かせてください。

私の事業部ではこの7月から新たな3カ年計画を追いかけていますが、事業部のメンバー約100人、1人も欠けることなく共にそこにたどり着けたら楽しいな〜って、日々考えています。3年間のビッグプロジェクトを達成した日に、みんなで「私たち、良くやったよね〜」って言い合える日が楽しみなんです。そのときには、業績だけでなく、全員が成長していて、さらにその結果、「仕事が楽しい」と思って働く女性が増えているはずですから。そんな素敵なことってないですよね。

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