コラム

働く母、事業責任者に挑戦する(前編)

2016.10.11

今回ご登場頂くのは、人材系A社でとある部門の責任者を務めるK子さん。
小学校1年生の子育て中のお母さんでもあるK子さんのワーキングマザー奮闘記をご紹介します。
「リーダーは自然体」 — この言葉は、K子さんのためにあります。

Q. 転職される前も人材系のビジネスに携わっていたのでしょうか?

当時イケイケだった人材系ベンチャーのB社に約4年勤めて、今の会社にジョインしました。でもその前は、国内線のCA(客室乗務員)をしていたんです。
でも、当時お付き合いしていた方が地方で仕事していたので、結婚を機に退社しました。
で、地方について行ったものの暇すぎて、「もう一度勉強しようかな。心理学でも・・・。」と思い至ります。
実はCA時代に組織変革プロジェクトに全社員が関わっていた時期があったのですが、振り返っても人の成長、現場の変化、会社の成長のダイナミズムを感じる素晴らしい機会だったんですよね。そこから、いつか人や組織に関わる仕事がしたいと思うようになっていて。なので、そのために今一度学び直そうと決意しました。

Q.学び直しというと、学校へ?

大学を受験しました。センター試験も受けました。
そして、3年生の春に新卒採用枠で前職に応募したのが29歳の時です。
「え?新卒?ほんと?」という反応を受けながら選考を進んだのを覚えています。
入社して人生初の営業を経験しますが、最初の3ヶ月はひたすら新規飛び込み営業をやり続けました。まだ200人規模で、超イケイケの会社で。ものすごく大変だけど、毎日すごく楽しくて、寝る時間を惜しんで仕事をする日々でした。
ちなみに、プライベートでは夫との間にすれ違いが続いた結果、別れることにしました。仕事に没頭する私と、仕事がちょっと落ち着いた状態にあった夫。タイミングのズレ、物理的距離の結果でした。

Q.前職ではどのようなキャリアを積まれたのでしょう?

約4年務めたのですが、営業マンとしての経験を積み、営業マネジャーとなり、最後は支社長までやらせてもらいました。でも、今振り返ってもひどいマネジメントだったと思います。メンバーの延長線上でしかありませんでしたから。管理職としてどう振る舞っていいかさえわからなくて、とにかく沢山失敗をしました。そりゃメンバーやめていくよね・・・ と思います。なので支社長としても結果が出なくて。苦しかった時代です。
結局、入社当時の上司に呼んでもらって東京に異動し、営業ではなくカウンセラーとしての仕事も経験しますが、今度は大組織になじめず。辞めることを決めました。当時を思うと、別のやり方があったなと反省しきりです。

働く母、事業責任者に挑戦する(前編)

Q.そして今の会社と出会ったわけですね。

次も経営に関わっているような感覚をもって仕事ができたらいいな、そんな風に仕事がしたいなと思いながら過ごしていたある日、今の会社の社長から連絡がありました。前職の先輩で、ちょうど起業してすぐのタイミングだったようで、
「Kちゃん暇?ちょっと手伝いに来てよ。1ヶ月半でいいからアルバイトしない?」と。まあ、アルバイトでは終わらなかったわけですが。
当時まだ正社員が10人もいない時代です。1から組織を、文化を作っていくって素敵だな。来年にはもう40〜50人になってるだろうな。入るなら、今しかないなと思ったわけです。

中編につづく…

 

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