コラム

働く母、専業主婦⇒インターン⇒再就職に挑戦する(前編)

2016.5.9

今回、ご登場頂くのは、株式会社コズレで働いている木下美紀さん。
木下さんは結婚を機に、会社を退職して専業主婦に。7年間、子育てに全力投球した後、インターンシップを経て、再就職を果たしました。なぜ、また働くことを選択したのか、挑戦してみての戸惑い、働いてみてのやりがいについて具体的に話を聞いてきました。
是非、ご一読ください。

Q. 専業主婦になる前はどのような仕事をされていたのですか?

最初の就職先はブライダル業界で接客をしていました。対面接客で200組以上担当し、やりきった!と感じたタイミングで、元々興味を持っていた広告の仕事に挑戦したいという気持ちが押さえきれなくなり、転職することにしました。
全く広告業界での経験がなかったのですが、思いきって静岡から上京し、美容業界の求人広告でコピーライターとして働くことになりました。広告を学ぶために、学校に通いながらの勤務。そして、電車の中でもペンを走らせるような分刻みの仕事で、徹夜続きの毎日。結局、身体を壊してしまい、結婚を機に専業主婦になりました。

Q. 別の会社への転職は考えていなかったのですか?

結婚して1年以内には、子供が欲しかったんです。すぐに妊娠してしまうと、転職先の会社にも迷惑がかかるでしょうし、元々子育てには全力で向き合いたいと思っていたので、転職は考えませんでした。実際には、期間限定で働ける派遣会社には登録していたので、モデルルームの受付を担当して、妊娠を機に退職しました。復職も当時は全く考えていませんでした。

働く母、専業主婦⇒インターン⇒再就職に挑戦する(前編)

Q. 専業主婦期間、再就職について考えたことはありますか?

時々頭の中をよぎることはあったのですが、100%育児に向き合いたいという自分の気持ちを優先させて働きませんでした。母親として子供のためにできることは全てしてあげたいと思っていました。親の手を離れるタイミングの幼稚園期間も、息子がお友達との間でトラブルが絶えなかったですし、年中になってからは役員活動で大忙しでした。繁忙期には、幼稚園に週3日通い、お昼をはさんでそのままお迎え…という日々を過ごしました。そのような状況だったので、私が働きに出るなんて考える余裕すらありませんでした。
今、振り返ると母だからこうあるべきだ、専業主婦だから、家庭のことは自分がやる、と言い聞かせて、自分自身にプレッシャーをかけていたかもしれませんね。

Q. そのような状況から、仕事をしようと思ったんですよね。具体的なきっかけはありますか?

ある日、息子から「僕は、毎日学校に通っているでしょ。父ちゃんは会社に行ってお仕事しているでしょ。母ちゃんは、毎日何しているの?母ちゃんだけ、毎日さぼっていてズルイ。」と言われたんです。「お家の仕事しているじゃない。ご飯も洗濯も掃除も毎日しているでしょ」と私が返答すると「A君のママもB君のママも働いているよ。母ちゃんは、何で働かないの?」と。
正直なところ、息子が私に働いてほしいと思っていたなんて驚きでしたし、ショックでした。そのことがきっかけで「息子に社会でも活躍している姿を見せたい!」と思い、働くことを真剣に考えはじめました。

中編につづく…

 

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