コラム

働く母、フリーランスに挑戦する(前編)

2015.12.22

今回、ご登場頂くのは、フリーランスPRプランナーとして働いている平田麻莉さん。
現在、2歳半になる息子さんの育児をしながら働くワーキングマザーであり、来年1月には第2子となる娘さんも出産予定だそうです。
麻莉さんは、PR会社勤務後、MBA取得し、博士課程に進学し、大学職員になるも、出産を機に専業主婦になり、現在のフリーランスへ。

自分の直感を大切に、柔軟さとたおやかさを持ちながら仕事ができる働き方を模索中だという麻莉さん。
そんな麻莉さんに注目が集まり、今年のパワーママプロジェクトの「ワーママ・オブ・ザ・イヤー」にて受賞されています。
子供との時間を大切にしたい!でも、社会にも貢献したい!そんな誰しもが少なからず持っている2つの願いをどのような形で両立させているのでしょうか。是非、ご一読ください。

働く母、フリーランスに挑戦する(前編)

Q 現在のフリーランスという形態にたどり着くまで、具体的に何をしていたのですか?

大学在学時にPR会社のスタートアップにインターンとして参加しました。本当に忙しく、夜中まで働くような働き方をしていました。大学卒業後もそのまま社員として入社しました。入社してから4年間は、国内外50社以上の広報を担当しました。ベンチャーだったので自社の経営にも様々な形で携わる機会をいただきましたし、顧客のサポートを通じて広報の機能が経営に直結することを実感したこともあり、経営について学び、研究したいという思いが強くなりました。そこで、一念発起して退社し、MBAを取得することを決めました。学者になるつもりだったので、修士号取得後は博士課程に進みつつ、職員として母校の広報も手伝いました。その後、ビジネススクールで出会った人と結婚して、直ぐに妊娠が発覚しました。

Q博士課程に進むことを決めていた中での妊娠発覚、、、悩みませんでしたか?

正直なところ、妊娠は想定外でした。学業を続けられない!というストレスで、周りの方からカウンセリングを受けたら?と薦められるぐらい戸惑っていました。今思えば、マタニティブルーだったのでしょうね。カウンセラーの先生に「出産は自分の世界を狭めるものではなく、むしろ拡げるもの」という言葉に救われましたし、妊娠初期の体調不良がなくなるにつれて、精神状態は安定しました。出産後は大学に戻るつもりだったので、大学には籍を置いたままにしておきました。

Q でも、結局大学には戻らなかったのですね?

実は、息子の出産後しばらくして、卵巣がんかもしれないと言われてしまったのです。手術をしてみないと良性か悪性か分からない状態でした。ここで1つの決断をしました。人生が限りあるかもしれないのであれば、家族との時間を大切にしようと思ったのです。将来のために、大学に籍を置き続けることも考えたのですが、私の所属していた私立大学は休学でも100万以上の学費が満額かかるので、一旦大学院をやめて専業主婦になることにしました。結局、病気は良性と悪性の中間の境界悪性という、手術で切除すれば再発も転移もないというものだったので、昨年10月に手術をし、今は全く問題ありません。

中編につづく…

 

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