コラム

“ニーズマッチング”で施策の効果を高める

2015.8.6

皆さんは、職場の女性のニーズを把握していますか?
女性活躍推進を進める上で、女性の真のニーズを把握しておくことは非常に大事です。
なぜなら、ニーズに合わない施策や行動は、全く効果がない、寧ろ逆効果だからです。

ワーキングマザーのAさんから聞いた話をご紹介します。
Aさんの上司は「女性に長く働いてもらう」ことを方針として掲げ、
産育休復帰後のAさんを”善かれと思って”第一線からサポート業務に配置転換。
本当は管理職を目指していたAさんは、配置に不満を持っていましたが、
それを口に出す機会がないまま、結局転職してしまいました。

このように、真のニーズを把握していないと
上司はマネジメントの仕方を間違えます。
人事は効果的な施策を実施できません。

実際のところ、女性のニーズは把握できているのでしょうか?
お会いする人事から聞こえてくる声としては、
「女性にどこまで突っ込んだ話をしていいのか、分からない。」
「全員に聞けないし、不満が出たところで応えられないかもしれないし…。」
少し及び腰です。

一方、女性から聞こえてくる声としては、
「人事に言ったところで何も変わらない。だったら、言うリスクの方が高い。」
「上司に話をしてみたら、周りがやたら気を遣うようになってきて。逆にやりにくい。」
といったように、自分のニーズを語るメリットを感じられていないようです。

真のニーズを聞き出せる関係性は、一朝一夕には築けません。
だからこそ、日常でのコミュニケーションを大切に、タイミングをみて深く聞き出す、
そんな場を設定しておくことが大事なのではないでしょうか。
場の具体的なイメージとしては、
①定期的に、特に変化が起きやすいタイミングは外さずに面談を設定すること。
(自分や周囲のライフイベントが起こるタイミングは外さずに)
②場の目的をきちんと伝えること。
(聞いた話をどのように使うのか?を明確にする)
③相手にだけ本音を強要するのではなく、自分も本音で話すこと。
(自分からさらけ出して、場のモードをつくる)

“ニーズマッチング”で女性活躍の施策の効果を高めるためにも
職場の女性の真のニーズを把握できているか、是非見直してみてください。

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