コラム

働く母、フリーランスに挑戦する(中編)

2016.1.6

Q なぜ、仕事をスタートしようと思ったのですか?博士課程に戻ることは考えませんでした?

自分の病気が癌じゃなかったことがわかり、社会に対して自分の力を使っていきたい、貢献していきたいという気持ちがムクムクと沸いてきました。子供もプリスクールに通うことになり時間ができたことも大きかったです。博士課程に関しては、もしかしたらまたご縁があるかもしれないけれど、今は特に急いで戻ろうとは思いません。
しばらく研究してみて、自分の探求心を追及する上では特に学位にこだわらなくても良いのかもしれないとも思っていました。学位はあくまで大学への就職のためであり、そこが自分にとって最重要なわけではなかったんです。もしかすると研究者という職業が向いていないのかもしれません。顔の見える誰かに必要とされたり喜んでもらったりすることがモチベーションになるタイプなので、誰にも求められていないのにコツコツ研究するというのは、思ったほど夢中になれませんでした。考えを突き詰めることや理論化することは好きですが、学会の評価を得たり論文の査読を通したりということが自分の目標にはならないと思いました。

Qフリーランスとして、働くことを決めたのはなぜですか?

病気の時に考えたように、私は子供との時間を最優先で大切にしたいと思っています。子供と常に一緒にいる必要はないと思いますが、側に要ることが必要だと思った時に時間をつくれる働き方が良いなと。そのように考えると、フリーランスという形式が私にはあっているなと思ったのです。また、社会性や意義を感じてお手伝いしたいと思ったサービスや企業を複数同時にお手伝いできるのが魅力です。

働く母、フリーランスに挑戦する(中編)

Q フリーランスとして、具体的にどのような仕事をしていますか?

現在は、フリーのPRプランナーとして4社のクライアントを担当させて頂いています。広報を担当するなら、その企業の人やサービスを好きになりたい!と思っているので、クライアントの名刺を持ち歩き、クライアントの会議で経営戦略についても、議論に入らせて頂いています。ワークスタイルとしては、ITメディアを駆使してオンライン上での仕事をベースにしながら、必要に応じて直接お会いしてお話する時間を作っています。有り難いことに、今お付き合いさせて頂いているクライアントの方々は、このような働き方を受け入れてくださっています。勿論、世の中には私のスタイルが合わない会社もあると思っているので、理解し合える関係を築けるかどうか、が大切だと思っています。場所と時間に拘らない働き方を推奨している会社の方が、相性が良いと思いますし、私自身もクライアントにバリューを出せると思っています。

後編につづく…

 

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