コラム

働く母、起業にも挑戦するし、子育てにもこだわりを貫く(後編)

2015.9.28

Q.実際に、ハナハウスと幼稚園、どのようにマネージしていたんでしょうか?

長女の幼稚園の時間を前提に、やり方や時間の使い方を変えました。制約を前提とした工夫です。

平日の私の生活は、朝3時から4時の間に起きて仕事開始、朝食の時間まで4時間仕事します。
その後は幼稚園のこと、家のことで午前中は終わります。お昼前後に長女をピックアップして
教室へつれて帰ります。娘は、教室の片隅で宿題をしたりしながら過ごしたり、レッスンに参加したり、
別の習い事に行ったり。なので、私は夕方まで4時間くらい仕事して、いざ、次女の保育園のお迎えへ。
それ以降は子供のこと家のことをして、子供たちと一緒に9時には寝ちゃってます。
そして、翌朝また4時起き、、、という感じで。でも、合計で8~10時間は仕事できている状態は
作れているんですよね。フルタイムで働くのと、変わらないところまでは来ています。

ちなみに、現場に出る時間は以前の半分になりました。「私がいなくてもまわる」に大きく近づきました。

Q.そんなハードな生活の中、幼稚園ではなく、保育園に戻そうとは思わなかったんですね。

3月に無事に卒園し、そのまま系列の小学校に4月から通い始めました。
私が惚れ込んだ教育環境なのだから、そこは覚悟を決めてやりきりました。

「子供にとって、小学校の中学年くらいまでの時期は、基礎的な学びの力を身につける重要な時期で、
その時期の親の関わりもとても大事な時期です。」そう、教室に集う親子たちに伝えています。
その、教育の専門家として語る自分の言葉が、自分自身にかえってくるんですよね。
自分自身のやりたいこともどんどん広がる一方で、常に迷いや葛藤がありました。変に焦ったりもしました。
その状態が苦しくて、つらかったので、ある時、優先順位をはっきりと決めました。
「あと4年間は、仕事量は現状維持」と。

娘と世界中のサマースクールを回るのが今一番の楽しみ

新しくやりたいこと、挑戦したいこと、色々あるんですけど、しばらくは我慢です。
子供たちにとっての「その時期」は過ぎ去ってしまったら戻せませんが、
私とハナハウスの新しい挑戦の時期は、5年後にもやって来ますから。

Q.裕子さんとハナハウスの新しい挑戦について少し教えてください。

方向性については、まだ色々構想中です。教室・クラスの数を増やして行くのか?
それもありますが、他も模索したいと思っています。そのために今のこの時期を活用して、
また勉強したいなと思っているんです。実は今、とある教育機関への申し込み資料を作成中です。
そうやって自分の幅を広げて、5年後に備えます。執筆や講演活動も、もっと増やして行きたいと思っているので。

あとはもう一つ、これはbouquetさんのビジョンとも重なるところなのですが、
子育て中の女性たちに働く場を提供していきたいと思っているんです。
音楽や英語で、何かしらのコンテンツを提供できる人がいれば、集客はハナハウスができるので、
是非、自分の可能性に挑戦してほしいし、うまく子育てと両立させながら仕事も諦めずにいてほしいな と。

実は、ハナハウスは外国人の働くお母さん達の中では結構有名な存在になりつつあって。
「日本人でもこれだけ大変なのに、海外から日本に来て出産・子育てしているママ達は
本当に苦労しているだろうな。」と思って、働く母の外国人をスタッフとして受け入れたのが最初のきっかけです。
今では大半のスタッフが外国人なんですよ。

Q.最後に、ハナハウスのPRどうぞ!

ありがとうございます!
200組の親子が集うハナハウスに、是非一度遊びにきてくださいね!

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